コカ・コーラによるSDGsへの貢献と抜本的な変革
更新日:2020年11月8日
コカ・コーラジャパンの中期経営計画
コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングスは、「The Route to 2024」という新中期経営計画を発表しました。 直近の、「2019年第2四半期決算」では、下記と厳しい決算内容となっています。
・飲料事業販売数量は4%減少
・のれんの減損損失619億円を計上
そうした中、「これまでのやり方」は選択肢にない。抜本的な変革が必要としています。
成長戦略としては、下記を掲げています。

・ポートフォリオの競争力向上
・コアカテゴリー強化
・チャネル別戦略
・ホワイトスペースへの参入
・ESG目標と「World Without Waste (廃棄物ゼロ社会)」に向けた取り組みを中期計画に盛り込む

SDGsの達成に向けた貢献
コカ・コーラ社は2014年、国連開発計画(UNDP)と提携し、「ニューワールド・パートナーシップ~包括的かつ持続可能な人間開発イニシアチブ~」を結成しました 。
「4:質の高い教育をみんなに」、「5:ジェンダー平等を実現しよう」、「6:安全な水とトイレを世界中に」、「17:パートナーシップで目標を達成しよう」に焦点を当て事業を展開しています。
飲料ペットボトルでは、ゴミプラスチック問題などが矢面に立たされることが増えてきていますが、 2016年には水を巡る諸問題に取り組む非営利団体「グローバル・ウォーター・チャレンジ」もパートナーシップに参画しています。
コカ・コーラ自身も、「容器の2030年ビジョン」を策定し、具体的には、下記の目標を設定しています
①2022年までにリサイクルPET樹脂の使用率50%以上を達成、2030年にはその比率を90%にまで高める
②2025年までに、日本国内で販売するすべての製品の容器をリサイクル可能な素材へと変更する
③2030年までに全てのPETボトルを100%サスティナブル素材に切り替え、新たな化石燃料の使用ゼロの実現を目指す
また、CSRレポートでも活動の整理などを実施しています。
ご関心をお持ちの方は、参考にしてみてください。

今回は、コカ・コーラの中期経営計画やSDGsの話題について紹介しました。 引き続き、企業団体の関連するトピックについて紹介していきます。
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